asanokiひとりごと。

あることないこと、とにかくかきたいことかいてます。

ハカナイ

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「ねえ、ハル。もう少し、いやずっと一緒にいてよ。」

 

ハルは答えない。

答えるわけがない。

 

わかっていながらも

云いたくなってしまう。

 

 

桜は儚い。

漸く満開になったかと思えば、

風やら雨やらに弱く、すぐに散ってしまう。

脆い。

 

 

ハルは待ってくれない。

 

もっと、ハルを感じていたいのに。

 

 

 

「ねえ、ハル。あなたのその心地よいあたたかさで私を優しく包み込んでよ。」

 

 

「ねえハル。私はあなたがとっても好きよ。」